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創業10周年を迎えるにあたり、関係各位への御礼と弊社リブランディングのご報告

 

株式会社フルスロットルは、皆さまのおかげで2020年1月20日で10周年を迎えます。日頃からお付き合いさせて頂いております多くのお客さま、素晴らしいパートナーの皆さま、友人、家族、関わりを持たせていただいているすべての皆さまに心から感謝申し上げます。

同時に、フルスロットルはこの10周年のタイミングで、弊社コーポレートブランドのリブランディングも実施しました。創業から数えること第2回目のリブランディングとなります。(1回目は2014年7月)いま私たちがもつ本質的な価値と存在意義、これまで培ってきた多くの実績、これまで紡いできた歴史と文化を包括し、すべてのステークホルダーの方々とこうありたい、という意思を示すために実施した今回のリブランディング。ブランディング支援、マーケティング支援を主サービスとする私たち自身も、日々の業務と並行して、「フルスロットルのブランドとはどうあるべきか?」ということを常に考えてきました。「フルスロットルらしさとは何か」「フルスロットルの意思はどう示すべきか」それは企業が持つ本質的価値に加えて、時代性や想い、熱量、社会とどう向き合い貢献してくか、という切り口から答えを探っていく作業になります。創業当初からの弊社ブランドロゴの変遷をたどりながら、私たちが考える「ブランド」についてお伝えしたいと思います。

 

Story1 夜明け (2010.01-2014.06)

2010年1月20日、フルスロットルは登記が完了し、正式に会社組織として活動をはじめました。やわらかい日差しのとても温かい日だったことをいまでも鮮明に覚えています。当初は渋谷の雑居ビルの薄暗い半地下からのスタートでした。「右脳と左脳の融合」を合言葉に、日々ブランディング事案の提案をさせて頂いておりましたが、立上げ当初は、よく言う一般的な「デザイン」を作り上げる事案が仕事の大半を締めてはいました。戦略的な観点からのアプローチもしてはいくものの日銭を稼がないと、、というところもあり、兎に角目の前の仕事をこなす日々でした。それでも、左脳で戦略を練りながら、左脳と連動して右脳を働かせるクリエイティブな仕事をお請けすることが新鮮で楽しく、忙しいながらもパートナー陣とともに日々多くの実績を作らせていただきました。この創業当初に掲げたブランドロゴがこちらです。

2010年設立当初のシンボルロゴ
 > コンセプトは「スマート」「高い熱量」「フレッシュ」「右左脳の融合」「スピード」



Innovation / The Power of Branding
「我々は、中小企業に特化した戦略ブランドエージェンシーです」

 

いま思い返せばまだまだ未熟なところも多々ありましたが、素晴らしいお客様とパートナーに恵まれ、日々多くの仕事を通じて、フルスロットルの礎を築けた立上げ時期でした。同時に、自分たちなりの「ブランド」についての定義もプロジェクトを通じてブラッシュアップさせていただきながら、当時「中小企業 ブランディング」というキーワードでの検索順位1位をめざすという目標が実現できた頃から、PUSH型からPULL型への転換を図ることができ、Webサイト経由で新しいお仕事の相談を頂くケースが増えてきたのもこの頃でした。ブランディングを確立するための施策の位置づけとして、「デジタル領域」の重要性を身をもって体感しはじめた時期でもありました。

 

 

Story2 進化 (2014.07-2019.12)

ブランディング支援・マーケティング支援という切り口で仕事に取り組みながら今日に至りますが、すべて順風満帆でここまで来たワケではありません。会社というものはまさに生き物で経営していると本当に予想外のことばかり、いろいろと発生します。良くも悪くもそういう経験を経て会社として、また経営者として成長もさせていただき、その結果として、経営者の感覚、経営者目線が養われ、すべてフルスロットルのビジネスにつながっていくことになります。その一番辛かった時期に、現状を変えていかないといけない、新しい価値と信頼性を伝えていかないといけないと考え、初めての自社リブランディングに踏み切りました。創業当初から4年経過し、フルスロットルとして提供できる価値、サービス範囲も変わってきていましたし、時代もブランディングというものを企業規模に関わらず受け入れる状況になっていました。そして、何よりも良質なコミュニケーションをアウトプットするための「戦略策定」に重きを置き、お客様には「信頼と安心感」を感じて頂きたかったことから次のシンボルロゴでブランドの舵を切っていきます。

 

2014年7月、1回目のリブランディング時のシンボルロゴ
 > コンセプトは「インテリジェンス」「ロジカル」「信頼」「リアリティ」「高い熱量」



Tuning The Real Brand
「ビジネスをデザインする」ブランディング・プロフェッショナルチーム

 

この1回目のリブランディングの結果、元々新規のお問い合わせがWebサイト経由にシフトしていた時期でもあり、Webサイト内で発信するメッセージや言葉のセレクト、フルスロットルが選ばれる理由、フルスロットルが考えるブランディングとは何か?私たちが提供できる本質的価値について、漏れなくハッキリと明確にお伝えすることで、お問い合わせの質と内容が大きく変化しました。お問い合わせいただくお客様の層(ターゲット)や、ご相談の内容(顧客課題の方向性と質)などが、私たちがもとめる領域(ポジション)へシフトしていきました。私たちの考え方と、お客様の求めるコトの焦点(フォーカス)が一致したタイミングでした。また、Webサイトのコンテンツもアクセスの状況を細かく分析しながらチューニングを加えていくことでアクセス状況が日々改善されたり、私たちが望む顧客層とのタッチポイントを丁寧に改善していくことで、自分たちのブランド自体が磨かれていっていることを目の当たりにし、フルスロットルというブランド自体がいい意味で実証実験の場になっていきました。そういったところからも、身の丈に沿いながらも、各論ではなく総論、インナーブランディング・アウターブランディングともに包括的なブランド改善につながるソリューション提案に集約されていきました。

 

Story3 希望 (2020.01~)

そして、今回のリブランディング。私たち自身がブランドを生み出し、ブラッシュアップする仕事をしているだけに、今回ばかりは肩の力を抜いて楽しみながらリブランディングに取り組むことができました。これまで堅めのブランドイメージを全面に押し出す方向でコンテンツやタッチポイントの作りこみをしてきましたが、新しいブランドを象徴するシンボルロゴの重要な要素でもある「遊びゴコロ」。これをロゴにどうエッセンスとして加え、ただ単なる「遊びゴコロ」だけではなく、クライアントの方々にもブランドを作る楽しさであったり、関係者全員で肩の力を抜いて楽しくブランド作りに取り組む大切さをお伝えしたい。そういう想いを込めて今回の新しいシンボルロゴに行きつきました。また、クリエイティブワークにはフルスロットルの創業時からのパートナーであるゴールデンエイジ社とロゴの開発に取り組みました。長年のパートナーであるとともに、フルスロットルのことを深く理解してくれていますし、改めて創業当初の「初心に戻る」という観点からもゴールデンエイジ社とともに新ロゴの開発に着手しました。「何をするか?(What)」よりも「誰とするか?(Who)」。そして、何よりも「何故それをするのか?(Why)」。今回はそのあたりに重きをおいて新ロゴ開発を進めてまいりました。

 

2020年1月、2回目のリブランディングでの新しいシンボルロゴ
 > コンセプトは「クリエイティブ」「ロジカル」「リアリティ」「高い熱量」「遊びゴコロ」



Beyond to The Brand Experience
ブランドエクスペリエンスのその先へ
「ビジネスをデザインする」ブランディング・プロフェッショナルチーム

 

※新しいビジョン体系のページはこちら

 

そして約半年の開発期間を経て上記の新しい新ロゴを生み出すことができました。また、会社のビジョン体系は基本そのままですが、新しく「Go Fullthrottle!」というブランドスローガンを追加しました。これはタグラインにも近いものですが、何よりも「ヒトコトでフルスロットルを表すには?」という問いに答えるもので、私たちのマインドや意思、カルチャー、DNAをヒトコトで表現しました。このように、不変要素であり自社にとっての普遍的な考え方はそのまま維持し、それらをステークホルダーとより強固にコミュニケーションしてくために必要であればスローガンなどを追加していく。何も、すべて新しく刷新しなくてはいけないワケではなく、大事な要素として残すべきところは残す。加えるべき要素は加えていくというメリハリ、そういう明確な意思表示が、永続的に作用するためのブランドづくりには必要だと私たちは考えます。これは、結果として「自分たちのポリシーを明確にする」ことに他なりません。会社とはひとりだけで構成されているワケではなく、多くのステークホルダー(利害関係者)との関わりで成り立っており、そういう関係者の想いや考え、積み重ねた歴史・文化などを包括して表現していくべきものです。今回の私たちフルスロットルのリブランディングにおいては、肩の力を抜きつつもそういう現時点での「明確な自社のポリシーを示す」というところに最も大きな力点を置いて、ブランド再構築を進めました。

 

この10年の活動の結果、フルスロットルには現在35名のパートナーがいます。その大半がご自身の会社の代表取締役を務めています。ブランディングPJにおいては、我々が相対するお客様ご自身が経営者であることがほとんどですが、弊社フルスロットル側のプロジェクトメンバーも経営者であることが多いのです。つまり、お客様=経営者と同じ目線で話ができるメンバーが揃っているということであり、それがフルスロットルの大きな強みのひとつとも言えます。

TISインテックグループのNEOAXIS様の企業合併に伴うリブランディングにはじまり、センターピア様の世界観構築からのアウターブランディング、三愛様(現ワコールグループ、Ai様)のインナーブランディングなど、非常に興味深い数々のプロジェクトに携わってきました。最近も、スタートアップ企業様のアウーブランディング、上場準備中の企業様のリブランディング、創業150年の商社様のインナーブランディングほか多くのプロジェクトに関わらせて頂きました。そして、現在進行中の案件も然り、そしてこれからも多くのブランド構築のプロジェクトに携わらせて頂くことになると思いますが、常に私たちは「ポリシーを明確にする」「強みやでできることを明確に伝える」ことに重きを置き、すべてのお客様のビジネスの成長につながるよう表向きのデザインだけではなく「ビジネスをデザインする」ことに誠心誠意取り組んでいきたいと考えています。

創業から10周年を迎える今、日々進化を遂げるフルスロットルのビジネス形態は、ある種一般化し、形骸化している「ブランディング」という領域から、より本質的な経営課題の解決を目指した「ビジネスをデザインする」方向にシフトします。創業当初から重要視してきた考え方の軸である「左脳と右脳の融合」をより高いレベルで実現するため、そして、クライアントとのシンクロ率を更に高めて成果にこだわるために、ハンズオン型の経営企画機能=ビジネスブレーンとしてクライアントサイドに深く入り込み、中長期的なレンジで経営者の方々と二人三脚でビジネスのブラッシュアップとチューニング(調律)を行います。結果、この不確かな時代をサバイブしていくための各企業オリジナルの“らしさ”溢れるブランドを創出し、クライアント企業及び製品・サービスの“強力な差別化”と“独自のポジショニング”の実現にむけて全力(=フルスロットル)で取り組んでまいります。

 

私たちは、「ビジネスをデザインする」ブランディング・プロフェッショナルチームです。

 

今後とも、私たちフルスロットルにどうぞご期待くださいませ。

 

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